現地条件から計画する

商業施設・宿泊施設等のEV充電設備計画

商業施設、宿泊施設、道の駅、給油所、観光施設、飲食施設、時間貸し駐車場など、目的地充電として来訪者が使う充電設備を計画します。案内表示、料金徴収、利用時間、インターネット掲載まで運用設計が必要です。

補助金は判断材料のひとつ

補助率と設備工事の上限を確認

充電器本体 50%
工事費 100%

補助対象額には上限があります。実際の判断は、補助率だけでなく分電盤、幹線、契約電力、運用ルールまで含めて確認します。

電源容量から確認

導入前に見るポイント

電源容量

200V化、専用回路、分電盤の空き、スマートメーター周辺の引込条件を確認します。

運用ルール

社用車、従業員、来客、居住者など、誰がどの時間帯に使うかを整理します。

将来増設

複数台化、空調やAI機器の増設、V2Hや蓄電まで見越して幹線を検討します。

上限額の目安

設備工事費用の上限

急速充電設備

基礎・据付 25万円

電気配線 250万円

高圧受変電 900万円

工事小計 378万円

普通・コンセントスタンド

基礎・据付 15万円

電気配線 65万円

高圧受変電 900万円

工事小計 111万円

コンセント

基礎・据付 2万円

電気配線 65万円

高圧受変電 900万円

工事小計 97万円

区分: 基礎・据付 / 電気配線 / 高圧受変電 / 工事小計

申請前に確認すること

要件確認

令和7年度補正では、不特定多数が使える目的地充電として、案内板、利用情報の公開、充電料金徴収、路面表示などが要件になります。

  • 設置場所が公道に面した入口から誰もが自由に出入りできる場所にあること
  • 充電設備の利用者を限定せず、他のサービスの利用または物品の購入を条件としないこと。ただし駐車料金等は認められる場合があります
  • 充電場所を示す案内板を商業施設および宿泊施設等の入口に設置すること
  • 充電設備の場所、出力、利用可能時間、休止状況などを誰でもインターネット上で確認できること
  • 充電設備の利用に係る充電料金を徴収すること
  • 充電スペースの区画内に充電場所を示す路面表示を設置すること
  • 設置する充電設備は、OCPP1.6以上に準拠した総出力50kW以上の急速充電設備、普通充電設備、充電用コンセント、充電用コンセントスタンドであること
  • 24時間利用の可否を申告し、24時間利用できない場合は利用可能時間と理由を申告すること
  • 普通充電設備等は、駐車区画数200以下では4口まで、201以上では駐車区画数の2%以下かつ50口以下を目安とすること
  • 承認された定格出力での同時稼働を前提として、必要な電気配線、ブレーカー等の電気設備を設置すること

利用者を限定する施設、従業員用駐車場、個人宅や自宅兼事務所に付随する駐車場は、この区分では申請できません。

見積と図面をそろえる

必要書類

令和7年度補正の充電設備補助金では、申請前に予算を確保し、申請要件と事業ごとの特有要件に合致した設置計画を立てる必要があります。補助金は充電器単体ではなく、設置場所、駐車区画、土地使用権限、見積、図面、電気配線、交付決定後の発注・施工開始まで含めて確認します。

  • 本人確認書類または法人番号を証する書類 要確認
  • 充電設備本体の購入にかかる見積書 要確認
  • 充電設備の設置工事にかかる見積書 要確認
  • 施工前の要部写真 要確認
  • 設置場所見取図 要確認
  • 平面図 要確認
  • 配線ルート図 要確認
  • 電気系統図 要確認
  • 土地の利用に関する許諾を証する書類(借地の場合) 要確認
  • 共同申請、資本関係、同一敷地内電力複数契約などに該当する場合の追加書類 要確認
  • 充電スペース造成費を申告する場合に必要な書類 要確認
  • 時間貸し駐車場であることを証する表示(料金看板)の写真(該当する場合) 要確認
  • 設置する施設等の説明 要確認
  • 充電設備の設置場所や利用可能時間等を確認できるインターネット上の掲載先 要確認

相談の入口

補助金申請ではなく、導入計画から始めます

店舗・宿泊施設では、充電器を置くだけでは足りません。案内板、課金、利用時間、Web掲載、路面表示、電源容量をまとめて設計し、来訪者向けの運用として成立するかを確認します。

現地条件を相談する

まず容量を見る

容量と補助金受給可能額をまとめて試算する

導入先、所在地、充電器種別、台数、費用目安から、電源容量、補助額、費用負担の入口を確認します。

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